学科長から一言
「人と共存する機械工学:新ものづくり」を担う高度専門技術者養成を目指して

学科長 堀辺忠志

茨城大学工学部機械工学科は多賀工業高等専門学校時代から70有余年の歴史を有し、卒業生5,000名以上の優秀な技術者、研究者を輩出してきています。従来からの教育プログラムに磨きをかけると同時に、平成14年度からは学科内に設置した「教育プログラム改善委員会」と「自己点検委員会」等を設置し、さまざまな課題について学科の諸組織、大学全体と連携しながら、教育プログラムの不断の改善に努めています。

現在でも国際水準の教育研究内容を有していると自負していますが、平成18年にはJABEE対応学部教育プログラムを完成させ、JABEE本審査を受審して優秀な評価をいただいております。JABEE基準を満たす事は、当該教育プログラムが国際水準を満たすことの証明で、卒業生のみならず、数多くの留学生の国際的信用に繋がると考えています。

一方、博士前期課程(2年)の大学院教育に関しても専門検討委員会を設置し、改善に努めるとともに、更なる研究環境、内容の充実を図っております。特に、進歩の速い工学技術分野に対応可能な高度専門技術者を育成するために、本学科学生には博士前期課程への進学を強く勧めており、約半数の学生が大学院に進学しています。

茨城大学機械工学科では、JABEE対応学部教育と大学院教育を通じて、国際標準の高度専門技術者の育成を行っています。21世紀を担う高度専門技術者を目指している諸君はぜひ、オープンキャンパスや公開授業等で我々の学科を覗いてみてください。