平成14年度岡田研究室研究テーマ


 

軸流型人工心臓用セルフベアリングモータの開発(大森)
アキシャル型セルフベアリングモータを使った超小型人工心臓の開発を目指して、アキシャルセルフベアリングモータの小型化、高性能化を研究する。
低回転損失磁気軸受の開発(栗田)
磁気軸受は非接触回転が可能なので、通常は回転損失はない。しかし高速で長時間回転する場合は、内部の渦電流による損失が発生する。本研究では滑らかな磁場分布をもつ磁気軸受によって、回転損失のきわめて小さな磁気軸受を開発する。
セルフセンシングの研究(黒須)
磁気的に浮きながら回転するモータには浮上制御用のセンサが必要である。センサを設置しようとするといろいろな問題が発生するので、モータ自身がセンサを兼ねる方式(作動トランス方式とオブザーバ方式)を研究開発する。
エネルギー回生・アクティブ制御を用いた振動ダンパの研究(小沢、水戸)
アクティブ制御を用いて振動を制御しつつ、振動エネルギーを電気エネルギーに変えて発電するエネルギー回生ダンパの研究を行う。
高性能小型扁平セルフベアリングモータの開発(神部、山城)
厚く強力な永久磁石が使えるモータは、効率がよく制御性能がよいので普及している。これに本研究室独自の浮上制御を適用し、小型で高性能なセルフベアリングモータを開発する。
ハイブリッド型セルフベアリングモータの変位推定の研究(高山、吉田)
永久磁石を使ってバイアス磁束を発生させることで、消費電力が少なく、小型で高性能なハイブリッド型磁気浮上モータが開発されている。本研究では、ハイブリッド型セルフベアリングモータにセルフセンシングの原理を適用し、さらなる小型化を目指す。
電磁駆動エンジンバルブの高性能化の研究(丸毛、小柳)
自動車用内燃機関の飛躍的な高性能化を目的に、吸排気バルブを電磁駆動力で開閉する駆動機構の研究。永久磁石と電磁石の併用で、エネルギ消費を低減し、かつ駆動速度が速く、着座速度の遅い実用になるバルブのさらなる高性能化を目指す。