機械力学演習12月19日
1. 機械運動系において、質量が外力
を受け、直線運動
を生ずる。このとき、次の設問に答えよ。
1) マトリクス運動方程式を求めよ(すでに先週求めているので、その結果を書く)。
2) 外力と減衰力が零の同次運動方程式において、固有振動解析を行い、固有振動数と振動モードを求めよ。ここで、
,
N/m
Ns/mは、学生番号の数字で最下位桁とその上位の値から、
m1 m2=m3 k1 k2=k3
0 → 1.5 2.5 1500 1000
1 → 2.0 3.0 2000 1500
2 → 2.5 3.5 2500 2000
3 → 3.0 4.0 3000 2500
4 → 3.5 4.5 3500 3000
5 → 4.0 5.0 4000 3500
6 → 4.5 5.5 4500 4000
7 → 5.0 6.0 5000 4500
8 → 5.5 6.5 5500 5000 図 3自由度直動振動系
9 → 6.0 7.0 6000 5500
とする。例えば、04T1026Rは、m1=4.5 kg, m2=m3=5.5 kg, k1=2500 N/m, k2=k3=2000N/m である。また
減衰マトリクスは剛性マトリクスの0.1倍()の値、外力項はf=[1 0 0]’とする。
ここで、マトリクス運動方程式は教科書の正規化
を使い、[V,E]=eig(A)を使って固有振動数と振動モードを計算せよ。なお、A: 行列、V: 各列が固有ベクトルの固有マトリクス、E: 固有値が対角要素に並んだマトリクスである。
3) 固有ベクトルをもとの変数xに関する固有マトリクス=inv(sqrt(m))*V に戻し、これを使って
’*m*
が単位マトリクスに、
’*k*
が周波数マトリクスに、
’*c*
が減衰マトリクスになることを確かめよ。ただし、
である。
4) 上記の変換は、マトリクス運動方程式
が対角変換によって、
のモード領域の運動方程式が得られる。これを求め、マトリクス運動方程式を
の形に表示せよ。注意:固有値解析プログラム[V,E]=eig(A)の固有値解Eと対応するベクトルVは、必ずしも小さい順には並ばない。大きさの順番(固有値解の番号)は適切に判断するように!