第10回潜熱工学シンポジウム開催にあたって

これまで開催させていただきました9回の潜熱工学シンポジウムには大変多くの方々にご参加いただき,また皆様の暖かいご支援のおかげをもちまして,大変好評のうちに終了することができました.ご講演いただきました皆様およびご参加いただきました皆様には大変感謝いたします.

潜熱蓄熱・化学蓄熱・潜熱輸送は未利用熱エネルギーの利用を可能とする革新的省エネルギー技術です.脱原発を目指す我が国にとって欠かすことのできないアイテムとして,広く普及させることが必要です.また,化学プロセス,醸造プロセス,熱機械技術,医療工学,また衣料素材・建築素材においても,温度維持性の高い潜熱媒体は必要不可欠となっております.

昨年度に第10回のシンポジウムを開催する予定でしたが,COVID環境下において困難であると判断し,やむを得ず中止いたしました.現在も緊急事態宣言下ではありますが,今後のワクチンの普及によって環境改善がなされるものと期待されます.

そこで今回記念すべき第10回潜熱工学シンポジウムを神戸大学にて開催することとしました.状況によってはオンライン開催となるかも知れませんが,より広範な潜熱工学技術に関して議論させていただきたく,一般講演を中心に開催したいと思います.是非ご講演およびご参加いただき,最新の技術に関する活発な議論をお願いいたします.

2021年8月20日

神戸大学大学院工学研究科 教授
日本潜熱工学研究会 会長
 鈴木 洋 

開催日時・場所.etc...

◆盛会のうちに終了しました.ありがとうございました.◆

◆場所

神戸大学百年記念会館六甲ホール
〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
https://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai2.html

◆日時

2021年11月29日(月),30日(火)

◆主催

神戸大学大学院工学研究科
日本潜熱工学研究会

◆共催

日本冷凍空調学会
日本伝熱学会
化学工学会
日本機械学会